台湾の大手ステンレス鋼メーカー2社は、300シリーズ製品の価格を大幅に引き下げる一方、200シリーズと400シリーズの価格は据え置くと発表した。
Walsin LihwaとYUSCOはともに、11月の304製品価格が1トン当たり1,500台湾ドル(46米ドル)下落したと発表し、316Lグレードのオファーは同月中に1トン当たり4,000台湾ドル(123米ドル)下落した。400シリーズのSTSフラットとロングは安定していた。「クロム価格の下落はそれほど大きくなかった。中国では、完成鋼材価格に50~100人民元(7~14米ドル/トン)の影響があっただけだが、モリブデン価格の下落により、316/318鋼のコストが1トン当たり約1,500~2,000人民元(205~410米ドル/トン)下落した」と、台湾企業の中国支社の担当者はSMRに語った。
概して、台湾と中国の市場の状況はかなり悲観的だ。「国内需要が不足し、製鉄所は生産量を減らし、原材料の供給も弱い」と、ウォルシン社の営業部長はSMRに語った。316L価格の急落については、市場関係者は、STS製鉄所の生産量削減によりモリブデン価格がさらに下落するため、この傾向は長引く可能性が高いと指摘した。しかし、中国のモリブデン供給業者は、10月31日に中国市場で取引が改善したと報告した。
Walsin Lihwa社は11月分の200シリーズ棒鋼の安定供給価格を正式に発表した。しかし、同社の生産量はごくわずかだ。「200シリーズの注文はほとんどない。そのため、提示価格は意味をなさない。煙台にある中国の製鉄所では、このシリーズは全く生産されていない」とWalsin社の担当者は状況についてコメントした。
輸出価格の変動は、従来通り国内市場の変動と連動していた。YUSCOは、304コイルの価格を1トン当たり50米ドル、316Lフラットの価格を1トン当たり120米ドル引き下げると発表したが、430系コイルの価格は10月時点の水準を維持した。
投稿日時:2023年11月21日








