インドのSTSロングメーカーは11月も生産削減を続けざるを得ない状況に追い込まれた。

インドのステンレス鋼ロング材メーカーは、10月に大幅な減少を記録したにもかかわらず、11月も引き続き生産量を削減せざるを得ない状況に追い込まれている。EUにおける需要の低迷と在庫の多さが、製鉄所の経営を圧迫している。

輸出に大きく依存しているインドのSTSロングメーカーは、欧州の顧客からの購買意欲が著しく低下したことを経験した。国内需要もここ数カ月、予想を下回った。その結果、ほとんどの工場は10月に生産量を大幅に削減せざるを得なかった。生産コストを下回る価格水準が、この生産量削減を後押しした。

しかし、市場の均衡を図るには、これだけでは不十分なようだ。「1ヶ月で生産量を削減すれば在庫を解消できると考えたが、在庫水準は依然として高すぎる」と、ある大手インド長期トレーダーはSMRに語った。同氏はまた、10月に生産量を約4分の1削減したことも明らかにした。

他の棒鋼メーカー数社は今月、生産量をさらに10~15%削減する計画だと報告したが、別のSTS棒鋼メーカーの担当者は「11月はディワリ祭の時期なので稼働率を下げるのはごく自然なことだ。とはいえ、この時期の需要は非常に弱い」と述べた。

原材料市場の低迷も完成鋼材価格下落の要因の一つであり、その結果、利益率の低下により製鉄所は生産量をさらに削減せざるを得なくなった。10月下旬にはSTSスクラップの供給が限られていたと報じられたものの、東南アジアからのオファーは下落を続け、ムンドラCFR価格(304グレード材)で1トン当たり1,330米ドルに達した。「LMEの低迷傾向も、我々の(完成STS製品)市場を押し下げている」と、あるインドのサプライヤーはSMRとのインタビューで述べた。

価格下落傾向と生産削減は11月中も続く見込みだが、1ヶ月以内に価格が底を打つとの期待もある。「ほとんどの製鉄所は受注残が1ヶ月分未満だが、少なくとも1ヶ月分の在庫は確保しているようだ。生産量のさらなる減少が助けになることを期待している」と、インドの大手ロングスパン製造会社の幹部がSMRに語った。


投稿日時:2023年11月21日

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